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中学校、高校には、「公式的なホームページ」を持っている場合があります。
それに対して、学校毎に作られた、非公式なホームページ(通常は携帯電話向けの掲示板)を一般的に「学校裏サイト」と呼んでいます。
開設者は、その学校の学生自身の場合や、卒業生の場合が多いと聞いています。
入り口のアドレスは、学生間で教えあって伝えられます。検索で見つけることは困難な場合も多いそうです。
ページを見るのにパスワードを付けている場合もあります。メールや口伝えで教えたり、その学校の学生ならすぐに分かるようなパスワードになっているところもありました。「月曜日の4時限目の終わる時間」「理科室の隣の教室番号」などです。
教師や親に見つかったら、パスワードを変更したり移転したりして、実体を隠す場合が多いそうです。
ただし、中学校くらいだと、あまり高度な対応はしない場合が多いのではないでしょうか。
文章だけでなく、外部へのリンクも作成でき、携帯電話で撮影した写真も掲載できる場合もあり、警察が関わらない限り掲載者を特定することは出来ない匿名の掲示板です。
また、全国に30万カ所もの学校裏サイトがあるとも言われていますが、すべてを見つけることは困難です。
ただ、悪質なのは学校毎ですから、携帯会社が住所情報を使って「地域性を帯びたアドレス」を見つければ割り出すこと可能ではないかと思っています。
良い(悪くない)面と悪い面があります。
悪くない面としては、
・宿題を教えあう
・部活の勧誘
・先生の悪口(ちょっと悪いけどガス抜き効果あり)
・悩み相談
・愚痴やひとりごと
などがあります。
しかし、悪い面が極端に悪いのです。犯罪の被害者になるだけでなく、加害者も多数現れます。
・誹謗中傷
・いじめ
・盗撮写真の掲載
・なりすましの投稿
・裸の写真の掲載
など、匿名という安心感もあり、いじめはお祭りやゲーム感覚で行われるし、着替えの盗撮を掲載したり、挙げ句の果ては自分の性器の写真を公開したり、恐ろしい場になっています。
また、管理者自身が、出会い系サイトやアダルトサイトの広告を掲載して「小遣い稼ぎ」をする場合が多く、広告のクリック回数を増やすために(閲覧者を増やすために)、管理者自身が裸の写真等を多数掲載して興味を引かせるようにする場合も多くなります。
自分の名前が全校で公開され、自分の悪口を全校生徒が知っている。それに多数の同調する書き込みがあり、自分を擁護してくれる書き込みがない。 こんなことをされながら、普通に学校に通える子っているのだろうか?
それに、いじめの参加者は、架空の名前を使い、「ネットゲーム」感覚でいじめに参加出来るわけですから、友達から見られている自分とは別の、ネットの中の自分を演じ分けながら、「いじめ」というゲームで優越感を感じて、普段の鬱憤を晴らす学生が大勢現れても全く不思議ではないと思います。
日常の些細なトラブルから掲示板に匿名で嫌がらせの文章を書かれることから始まる場合や、実際のいじめの相手を掲示板でもいじめている場合など様々あります。
昔から、いじめられるのは、おとなしい子と相場が決まっていましたが、Webでのいじめは全く関係ありません。人気があることを妬まれて、「うちの学級委員って、実は援助交際しているの、みんな知らないのかなあ」と嘘の書き込みをすると、「私も知っているよ」などと遊び半分で書く子が現れて、そこからいじめが始まるとか、簡単にいじめがはじまります。
実名で書かれたり、伏せ字でも直ぐに誰かと分かるような表現が使われることも多くなります。
また、誰でもいじめの対象になる世界ですから、自分を守るためには誰かのいじめの話題に積極的に参加して話題を長く続くようにしたり、自分がいじめられそうになったら、すぐに誰かの悪口を書いて、いじめの対象をそちらに振ったりするしかありません。
ですから、普通の子でも自己防衛のためにいじめに加わるし、その結果、大勢から誹謗中傷を受ける結果になりやすいのが学校裏サイトです。
実態はつかめていないようですが、3万8000カ所まで確認できたそうです。ただし、かなりの勢いで増えている可能性があります。30万カ所くらいあるだろうとも言われています。ほぼ全ての高校にあり、中学も少なくありません。
全国規模、学校単位、クラス単位、小さなグループ単位など様々な形態で開設されているそうです。
以前は、学校名や「裏サイト」という名称をつけている場合が多かったが、最近は検索されにくい名前にしたり、パスワードをつけている場合が増えているそうです。
また、親や学校に発覚したときには、すぐに別のサイトが作られて、学校内の口コミでアドレスが伝えられていきます。
子供が携帯電話をどのように使っているかを見る親は少ないようです。パソコンのインターネットでは親に見られる可能性がありますが、携帯電話なら心配ありません。
学生たちは、お互いにメールで教えあったりして広がったが、知らなかったのは、教師と親たちだったということです。
そういう点で、かなり対応が遅れてしまう結果になりました。
また、インターネットの簡易ブラウザ付きの携帯電話を当然のように子供に持たせる国は日本以外には無いそうで、世界的には騒がれておらず、現在のところ日本が最も深刻な状況になっているそうです。
検索サイトで「××高校」や、「××中学」という名前で検索します。多すぎる場合はスレッドの意味の「スレ」や、「死ね」、「氏ね」、「うざい」、「きもい」、「バカ」などの誹謗中傷の単語を組み合わせて検索すると、そのような悪い裏サイトを検索する事が出来ます。
ただし、パソコンで検索したときには、携帯電話でしか見られないサイトは検索されない事がありますし、パスワード要求される裏サイトは検索出来ません。
携帯各社がフィルタリングのサービスを提供しています。フィルタリングには、ホワイトリスト方式とブラックリスト方式がありますが、ブラックリスト方式では完全な遮断が困難だと考えられます。それでも、パスワード無しの掲示板なら発見も早く、発見され次第遮断されますから、長く続けることが困難になり、それなりに効果があると思われます。
詳細は、 製品の比較>携帯電話各社のフィルタリング比較 をご覧ください
この問題に限れば、インターネットの出来ない携帯にするのが安全ですが、一度、自由に使わせてしまった携帯インターネットを、あとから制限を付けるというのは、子供に反発を食らうこと間違い無しです。何が危険なのかをよく話し合って対応したほうがいいでしょう。
学校と協力し合って対応することが重要だと思います。
「暴走する携帯 学校裏サイト 親も教師も知らぬ間に」 (Yahoo!JAPANセキュリティ特集)
「学校裏サイトで今何が行われているのか」 (Yahoo!JAPANセキュリティ特集)
「学校裏サイト:陰湿化深刻 いじめや脅迫、彼女の裸写真も」(毎日新聞)
「いま解き「『学校裏サイト』、『プロフ』…子どもたちの闇社会」(毎日放送)
「学校裏サイト」(ウィキペディア)
「学校裏サイト、知っている学生は約4割--うち「不愉快な思い」経験したのは8割以上」(CNET-Japan)
「学校裏サイトに関する実態調査」(MMD研究所)
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