ご挨拶で書きましたが、PTAに批判的だった僕がPTAに関心を持つようになった出来事があります。

 

周囲からすれば事件でもなんでも無いことですが、私には大きな事件がありました。

 

それは、長男が課外サークルのサッカーをしていたときのことです。保護者で運営している少年サッカー部ですから当番が回ってきます。僕は妻が仕事の土曜日に2ヶ月に1回くらい出ていました。(後からわかった事ですが、父親だからと相当減らしてくれていました)。それでもかなり苦痛で、「時給払うから免除してほしい」と妻に言ったこともあります。

 

ある日の校庭での事です。今年度の役員が次年度の当番を相談している所を近くで何気なく見ていました。そこで見た光景に衝撃を受けました。

 

役員のお母さんたちは、週に2回ある練習に毎月5回か6回来ていたそうです。今年で役員を終えるそのお母さんたちが引継ぎの相談をしていました。

その人たちは、来年に押し付けても良さそうなことを、来年の役員の仕事を減らしてあげようと、みんなが面倒な仕事を取り合うように分担していました。

僕が約40年の人生で学んだ事は、「誰でも面倒な事はそっと誰かに押し付ける」というものでした。なのにここの人たちは逆を行ってる。

まさに僕にとっては、出会った事の無い異星人でした。もちろん異星人には会ったことありませんが、少なくとも自分が知っている地球人とは違うと感じました。

 

我が家の近くにこんな「ユートピア」みたいな別世界、「異次元空間」があった事に驚き、その日以来、僕はそのお母さんたちに興味が湧いて、調べてみるとPTA役員とか役員経験者だって聞いて、さらにビックリ。

僕が思っていたPTAは、自慢、批判、冷酷、対立‥など暗くて冷たくてドロドロしたものでしたから。

 

ナマでPTAの役員たちを見てみたいと思っていたら互選会の手紙が届いて、「会いに行けるアイドル」みたいな感覚で見に行ったところ、若いお母さんたちに囲まれて、いい気になって庶務を引き受けてしまいました。(笑)

 

その日以来、僕の人生は変わったのでした。